宅建の試験時間は2時間ですが、合格できる人にとっては十分な時間だと言われています。
ボク自身、本番の試験では20分ほど時間に余裕を感じていたので共感できます
ではなぜ、時間が足りない人と余裕を感じる人がいるのでしょうか。
本記事では、
- 宅建の試験時間が足りない…
- 早く解けるためにはどうしたらいい?
といった悩みや疑問に対し、独学で合格した経験から以下のことをお伝えしていきます。
- 宅建で試験時間が足りないと感じる3つの原因
- 宅建試験で時間が足りなくならないためにできる準備
- 宅建試験本番で時間が足りなくならないために意識すること
最後までお読みいただくことで、時間に余裕を感じられるようになると思いますのでぜひご一読ください。
宅建で試験時間が足りないと感じる3つの原因
宅建で試験時間が足りなくなる原因は大きく3つあります。
- 宅建に関する知識・理解が不足している
- 時間配分を意識できていない
- “塗り”に時間がかかっている
当てはまる部分がないか、それぞれ考えてみましょう。
宅建に関する知識・理解が不足している
知識や理解が足りないと、どうしても問題を解くのに時間がかかってしまいます。
各選択肢に対する〇×の判断や、解ける問題なのか、捨てるべき問題なのかを判断するのにも時間がかかってしまうからです。
宅建は暗記で対応できるポイントもありますが、理解ができていないと判断に迷う場合も多々あります。
近年は「理解すること」がより重要と言われているため、個数問題などでも瞬間的に正誤の判断ができない場合は、理解不足を疑う必要がありますね。
時間配分を意識できていない
どの科目にどれくらい時間がかかるのか、把握していないことも時間が足りなくなる要因の1つです。
時間配分ができていないと、模試や本番でもペースを作れないので、解くペースが早いのか、遅いのかも分かりません。
民法を14問解くのに40分かかると分かっていれば、35分で解けていれば良いペースだと分かります。
50分かかっていれば、少し焦る必要があるというのも気がつくことが可能です。
そのため、目安程度でも時間配分をつかめていないと、時間が足りなくなる可能性はあります。
マークシートを塗るのに時間がかかっている
マークシートへの塗り時間も、慣れていないとロスが発生してしまうポイントです。
塗ることに時間がかかったり、そもそもマークシートへ塗りにくい芯の細いシャーペンで挑んでいたりします。
<ボクは1回目の模試で0.3のシャーペンで挑んで苦労しました
細かい部分ではありますが、意識しないとロスしてしまいます。
宅建試験で時間が足りなくならないためにできる準備
ここからは「宅建試験で時間が足りない」とならないための準備や考え方を3つ紹介していきます。
- 理解を意識した勉強をする
- 科目の時間配分を知る
- マークシートを戦略的に塗る
準備を整えておくことで、時間が足りないと感じることはなくなると思うので、参考にしてみてください。
過去問は選択肢に対して解説しながら解く
ボクは、年度別の過去問を解くときに、2時間以内に50問の選択肢を解説をしながら解くことを意識していました。
理解を意識した勉強をすることで、本番でも選択肢の正誤を瞬間的に判断できると考えていたからです。
実際、正確な判断も早くなり、模試や本番でも時間に余裕を持って解ける力がつきました。
過去問ベースの知識で自分が解ける問題なのか、解けない問題なのかを判断できるくらいに理解度も高められていましたね。
【徹底解説】宅建に独学で合格した勉強方法を紹介!【過去問を使い倒せ】時間配分を知る
年度別の過去問を解くときに、各科目にどれくらい時間がかかるかを知っておきましょう。
自分のなかに目安があると、本番でもペースを意識することで時間内に問題が解けるようになります。
ボクの場合は、だいたい以下のような時間配分で問題を解いていました。
科目 | かかった時間 | 問題数 | 1問あたりの解答時間 |
---|---|---|---|
民法 | 50分 | 14 | 2分34秒 |
法令上の制限 | 10分 | 8 | 1分15秒 |
税・その他 | 10分 | 8 | 1分15秒 |
宅建業法 | 30分 | 20 | 1分30秒 |
合計 | 100分 | 50 | 2分 |
民法を解く時間が平均的に40-50分と分かっていれば、本番でペースが早いのか遅いのかを考えられるようになるので、他の科目にも必要な時間を割り振れるようになります。
人によって得意不得意があると思いますので、どの科目にどれくらいの時間をかけるのが適当なのか、年度別過去問題集を解くときに時計を見るクセをつけると良いです。
マークシートを塗り方を考えておく
マークシートへの塗り方を考えておくと、細かな時間も有効活用できます。
塗り方については、2パターンを紹介していきますね。
- あとでまとめて塗る
- 次の問題を確認しながら塗る
あとでまとめて塗る
答えをメモしておいて、マークシートにはまとめて塗るというベーシックな方法です。
1問解くごとに塗るよりも、まとめて塗った方が時間はかからないため、ボクはまとめて塗るようにしていました。
問題を飛ばしたときなどは、塗る箇所がズレないように気をつけましょう。
次の問題を確認しながら塗る
かなり上級者向けだと思いますが、問題を塗りながら次の問題を解き始めるという方法もあります。
この方法は彼女が看護師の試験を受けたときにやっていたそうで、当時はマークシートを塗りながら問題を解く練習もしていたようです。
とはいえ、宅建は50問なので、ここまでしなくても2時間以内に解けると思います。
1問1問塗りたい場合は、塗るスピードを上げるために、この方法を取ってみても良いかもしれません。
宅建試験本番で時間が足りなくならないために意識すること
最後に、試験本番で意識することを3つお伝えしていきます。
- 思い切ってあと回しにする
- 解く順番を変えない
- マークシートを塗る用の筆記具を用意する
思い切ってあと回しにする
時間がかかりそうだと感じた問題は、勇気をもってあとに回しましょう。
宅建では、過去問の知識ではカバーしきれない問題も出題されますが、多くの人が解けない問題が解けなくても、丁寧に時間をかければ正解できる問題はあります。
問題文を読んでみて、「過去問の知識じゃ解けないだろうな」と思うことがあると思うので、そういったときは次の問題へ進むのが得策です。
捨てて良い問題と判断できたら、思い切ってあと回しにしていきましょう。
解く順番を変えない
普段解いている順番と違う順番で科目を解くと、自分のリズムが変わり、時間配分が狂ってしまうこともあります。
実際、普段と違う順番で問題を解いてみたこともありますが、時間配分も計算できなくなり気持ち悪かったです。
人によっては宅建業法や法令上の制限から解く場合もあると思いますが、試験のときだけ民法から解き始めるようなことはせず、普段通りの順番で解いていきましょう。
マークシートを塗る用の筆記具を用意する
試験本番用に、鉛筆か芯の太さが0.5以上のシャーペンは必ず用意しておきましょう。
塗る時間を短縮できれば、問題を解く時間にあてられます。
マークシートを塗る用のシャーペンもあったりするので、塗りに不安を感じる場合は1、2本用意しておくとよいかもしれません。
くれぐれも、0.3のシャーペンでは挑まないようにしてください。
まとめ:準備を万全にすれば、試験時間は足りる!
本記事では、宅建の試験時間が足りない場合の原因と対処方法について以下のことをお伝えしてきました。
- 宅建で試験時間が足りないと感じる3つの原因
- 宅建試験で時間が足りなくならないためにできる準備
- 宅建試験本番で時間が足りなくならないために意識すること
特に重要なのは、知識・理解を深め、判断速度を上げることです。
判断が早くなれば1問にかける時間もかなり短縮できるので、「過去問50問の選択肢に解説を入れながら2時間以内に解くこと」を目標に取り組んでみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!