【合格者が解説】宅建を独学する人は模試を受けよう

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宅建の模試を受けるかどうかでお悩みではありませんか?

なかには、

  • そこまでお金をかけたくない
  • 模試は受けなくても良いという意見もあるから悩む
  • でも、合格につながるなら受けるべきだよね……

と迷いを感じている方がいるのではないかと思います。

ボク自身、金銭的な負担が気にかかり受験することを悩んでいました。

しかし、結果的には模試を2回受験し、そのおかげで宅建に合格できたと感じています。

そこで本記事では、宅建を完全独学で合格した経験をもとに以下について紹介していきます。

  • 宅建独学者が模試を受けるべき理由
  • 宅建独学者が模試を受けるときに気をつけたいこと
  • 宅建の模試を意味あるものにするコツ
  • おまけ:宅建の模試を受けずに独学でレベルチェックする方法

宅建を独学する方が合格へ1歩近づける内容となっていますので、ぜひご一読ください。

宅建独学者が模試を受けるべき理由

独学している方が模試を受けるべき理由はたった1つ。

模試を活用することで得られるメリットが多く、合格できる可能性が上がるからです。

とはいえ、デメリットもありますし、受ける意味がないという意見を持つ方もいます。

まずは、反対意見に対する考えも紹介しながら、模試の受験をオススメする理由をお伝えしていきます。

模試を受けるメリット

模試を受けることで得られるメリットは大きく3つです。

  • 自分のレベルと進捗が分かる
  • 本倍に近い環境でシミュレーションができる
  • 科目を解く順番と時間配分を確認できる

自分のレベルと進捗が分かる

模試を受ける最大のメリットは、自分のレベルが分かることです。

模試の点数で順位が出るため、上位何%いるのかが分かります。

ボクは1回目の試験で33点で、全体では下位51%ほどの実力でした。

自己採点では30点を超えていたので試験直後は余裕を感じていましたが、順位が出て半分より下の結果と知って焦りましたね。

模試を受けていなかったら焦ることもなかったと思います

自分の実力を確認できたことで勉強のペースを上げる必要があると判断できたのは良かったですね。

本番に近い環境でシミュレーションができること

本番の環境に近づけて模試を受けることで、緊張感を感じながら試験当日のシミュレーションをすることができます

例えば、以下のようなことです。

  • トイレにはどれくらい前に行っておけば良いか
  • シャーペンと鉛筆はどちらが使いやすいか

本番でどんなことに注意をするべきかを気がつくことができますし、準備を整えることで精神的な余裕を作ることもできます。

本番で最大限の実力を発揮するためにも、できる準備はしておきたいですね。

靴ひもを結ぶ画像 宅建試験の当日までに必要な準備は?合格者が気をつけたことを紹介!

科目を解く順番と時間配分を確認できる

模試の会場では、以下のような環境で問題を解くことになるため、問題を解くペースや科目ごとにかかる時間も実力が現れます

  • 慣れない会場
  • 制限時間
  • 初見の問題

想定していた時間配分と異なることに気がつければ改善策を考えることができますし、ある程度自分のペースがつかめている場合は、本番でも同じペースで問題を解けるかを試すことができますね

ボクも2回目の模試を受けるときには本番を意識して解いて結果も良かったので、本番も同じように受けるだけと自信を持つことができました。

模試を受けることのデメリット

模試を受けることのデメリットは大きく2つあります。

  • お金と時間がかかる
  • 人によってはショックを受ける

お金と時間がかかる

模試はどこの予備校で受けるか、またいつ受けるかによっても変わりますが、1回あたり3000-5000円近くの出費になります

人によっては、本当にお金と時間をかけるべきなのかと感じるかもしれません。

しかし、スクールに通う人も含め、相対評価の宅建を独学するうえで実力を知ることは大きなメリットです。

「勉強量で圧倒しているから模試を受けない」と考えるのも選択肢の1つですが、自信があったとしても、もしかしたら受験者のなかでは50%ほどの実力かもしれないため、独学で合格を目指すならお金と時間をかける価値は十分にあります。

人によってはショックを受ける

模試では順位がはっきりと出るため、人によってはショックを受ける可能性もあります。

ボク自身も1回目の模試の順位を知った時はショックでした。

自己採点で33点を取れたことに喜んでいましたが、受験者のなかでの順位は半分以下だったからです。

1回目の模試は基本的な問題が多かったようで、33点では合格圏内には届いていませんでした。

ショックと同時に「このままではヤバい」と感じて勉強のアクセルを踏めたのは本当に良かったですが、人によっては精神的に少しダメージを受けるかもしれません。

模試を受ける意味がない派に対する考え

デメリットとは別に、模試を受ける意味がないという考えもあるので、以下の意見に対して感じることをお伝えしていきます。

  • 予想問題を解く方がお得
  • ひと通りの勉強が終わっていないと意味がない

予想問題を解く方がお得という考え方について

より多く初見の問題に触れたい場合は、予想問題を使う方がお得感を感じやすいです。

実際、2000円ほどで4回分の初見問題を解くことができます。

しかし、予想模試では受験者のなかで自分がどれくらいの順位にいるのかを確認することはできないため、実力を確認したいのであれば模試はやはり必要です。

ちなみに、個人的には予想問題は必要ないと考えています。

過去問12年分を完璧にすれば宅建は合格できますし、ボク自身も予想問題を使わずに合格したからです。

合格をより確実にするために、解ける問題の幅を広げるという意味では良いと思いますが、予想問題に手を出す前に、少なくとも過去問10年分を完璧にすることをオススメします。

ひと通りの勉強が終わっていないと意味がない

勉強が終わっていないからと言って、模試を受ける意味がないわけではありません。

しかし実力を測る目的では、全科目の基礎をひと通り解き終わった状態でいる方が効果的です。

手を付けていない科目は実力を測れないですし、お金ももったいないと思います。

じゃあ、どれくらいの準備をしておけば良いかと言うと、分野別問題集を2周した頃に1度受けてみるのがオススメです。

ボクも分野別問題集で基礎的な問題を2周した状態で受けましたが、どの科目で点数を取れているのか、基礎だけを勉強した状態での立ち位置はどれくらいかを知ることができました

宅建独学者が模試を受けるときに気をつけたいこと

模試を受けるときには以下の〇つに気を付けましょう。

  • 模試の結果が悪くても気にしない
  • どこのスクールの模試を受けるか
  • 模試を受ける時期とタイミング
  • 自宅受験か会場受験か

模試の結果が悪くても気にしない

仮に模試の結果が良くなかったとしても落ち込まないでください。

模試はあくまで模試

本番までにどれだけ頑張れば良いかを知ることができたと思えば、ポジティブに捉えることもできます。

ボクも1回目の模試はそこそこ解けたと思った割に、順位は半分より下でショックでしたが、そのおかげで勉強ペースを見直すきっかけになりました。

逆に結果が良かったときは自分の実力であることに自信を持ち、悪かったら反省してこれからの行動に活かしたり、都合よく使っていきましょう

どこのスクールの模試を受けるか

模試は、TAC・日建学院・LECなど大手が行ってる模試を選んで受ければ間違いはありません。

迷ったら、使っているテキストや問題集と同じ系統の模試を選んだらOKです

ボクはメインテキストがTACだったので、TACで模試を2回受けました。

模試を受ける時期・タイミング

模試を受ける時期は、あなたの勉強スケジュールに合わせて考えておきましょう。

個人的には、基礎が終わったタイミングと、過去問を2周したタイミングで、合計2回受けることをオススメします。

1回目の模試で実力を知り、2回目では1回目の結果を受けて行動した成果を知ることができるからです。

資格の予備校ごとにスケジュールがでているので、勉強スケジュールに合わせて申し込みましょう。

各予備校ごとに最適なタイミングを考えて模試のスケジュールを設定しているとも考えられるた

め、模試のスケジュールに合わせて勉強スケジュールを立てるのも良いですね。

自宅受験か会場受験か

試験は会場で受験することをオススメします。

普段、問題を解いている環境を変化させることで、本番に必要なものに気づくことができるからです。

ちなみに宅建は、例年10月の第3日曜日に試験があるため、模試も日曜の午後13時から受けると、より本番に近い環境を体験することができます。

お昼を食べ過ぎたら眠くなることも前もって確認することもできますね。

感染症対策について

基本的には会場受験をオススメしていますが、感染症に対してはまだまだ気を抜けません。

ボクも万全の状態で模試を受けましたが、心配な場合は自宅受験でも大丈夫です。

自宅で受験する際には、可能な限り本番を意識した雰囲気を作って取り組んでみてください。

模試を解く時間を日曜の13時にするとか、ケータイの電源を切るなどしておくと、緊張感も生まれると思います。

宅建の模試を意味あるものにするコツ

以下はボク自身が宅建を受けるときに気を付けていたことです。

模試を受ける場合は参考にしてみてください。

  • 復習をする
  • 科目ごとに解答にかかった時間をメモしておく
  • 模試を2回受ける

復習する

模試を受けたあとは必ず復習をしましょう

過去問の知識に加え、模試の問題も理解して解けるようになることで、本番で対応できる出題パターンが増えるからです。

宅建において大切なのは、いろんな問題に触れ、どんな出題パターンでも正しく解答できること。

せっかくの問題を解きっぱなしにしておくのはもったいないので、普段の勉強と同じく、選択肢単位で理解できるように復習をしましょう

気が付いたことをメモしておく

模試を受けていて「こうやって解いたら早く正確に解けそう」といったひらめきが合ったら、メモで残しておきましょう。

ボク自身は、

  • どれくらい時間が余ったか
  • 質問を正しく認識するための方法

などをメモしていました。

模試を受けたときのメモの画像

模試が終わって時間が経つと忘れてしまうこともあるので、受けてる最中でも、気が付いことがあったらすぐメモしておくと良いですね。

模試を2回受ける

模試を2回受けることで勉強の進捗が分かります。

ボクは1回目(2021年8月29日)の模試では真ん中より下の順位でしたが、勉強時間を増やして対策した結果、2回目の模試(2021年10月3日)では合格圏内まで入ることができました。

1回目の模試を受ける時点である程度自信があり、結果も良かった場合は1回受けるだけでも良いかもしれません。

しかし、1回目の模試で改善ポイントがある場合は、2回受けてみて、どれだけ順位に変化があったかを確認してみることをオススメします。

まとめ:独学者が宅建を本気で狙うなら模試を受けよう

本記事では、独学者が宅建の模試を効果的に使う方法を紹介してきました。

  • 宅建独学者が模試を受けるべき理由
  • 宅建独学者が模試を受けるときに気をつけたいこと
  • 宅建の模試を意味あるものにするコツ

本番に近い環境で模試を受けたい方は、試験会場が埋まる前に早めに申し込みをしておきましょう

自分に甘いと感じる場合は、先にお金を支払い、あとに引けない環境を作ってしまうのもモチベーションを上げる手段としては有効です。

ボクも宅建試験の申込みと合わせて模試の申込をして自分を追い込んで合格できたので、試してみてください。

おまけ:宅建の模試を受けずに独学でレベルチェックする方法

年度別過去問題集の直近1-2回分を解かないで残すことでレベルチェックをすることも可能です。

過去問であれば合格点数が分かるため、採点したときに合格水準に達しているかを知ることができます。

ボクは模試も受けましたが、この方法で最終的なレベルチェックもしていました。

あくまで目安を知る方法ではありますが、知っておいて損ではないので、模試を受けるタイミングや申込期限が過ぎてしまった場合などに試してみてください。

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