残念ながら、宅建に楽な道はありません(´-ω-`)
コツコツ、地道に勉強することが結果的には早道です。
とはいえ、
- 独学するときのコツはない?
- 合格した人はどんなことを意識していたの?
といった疑問を感じる方もいるかと思います。
そこで本記事では、ボク自身が意識して良かったことや、勉強中に遠回りをしてしまったと感じた経験をもとに、宅建を独学するときのコツを紹介していきます。
- 宅建を独学するときのコツ【準備編】
- 宅建を独学するときのコツ【実践編】
- 宅建はコツコツ積み重ねることが大切
知っているだけで必要以上に遠回りしなくて済むようになりますので、宅建の独学合格を目指している方はぜひご一読ください。
宅建を独学するときのコツ【準備編】
まずは、宅建を独学するのに必要な環境作りに必要なコツを5つ紹介していきます。
- 合格できる状態を意識する
- 1回で覚えようとしない
- スケジュールを立てる
- 集中できる環境を作る
- 協力してもらえる環境を作る
もう少し詳しく紹介していきますね。
合格できる状態を意識する
ボクが独学で宅建の勉強をするときに、常に意識していたことが「合格できる状態」です。
自分が目指すべき状態が分からないと、本当に合格に近づく勉強ができているか分からないからです。
宅建は「過去問10年分を完璧にすれば合格できる」と言われているので、より合格の確率を高められるよう、自分のなかでの定義を「過去問12年分の選択肢に理由つきで正確に〇or×を答えられる状態」として勉強をしていました。
近年の宅建では「理解して解けることが重要」と言われていたので、「理解する」意識を強く持っていたおかげで合格もできたと考えています。
宅建を勉強する前に、あなたが考える「合格できる状態」を意識してから勉強に取り組み始めると、同じ1時間でもより濃い勉強をすることができると思いますので、一度考えてみてください。
1回で覚えようとしない
宅建の勉強をし始めてすぐのころは、覚えたことをすぐに忘れてしまうことがあると思います。
しかし、いままで知らなかったことを新しいことを学んでいるので、知識が定着しないのは当たり前です。
忘れてしまうことに対して不安を感じることがあるかもしれませんが、他の多くの受験者も同じように1回では覚えられないと思うので(天才以外)気にしなくても良いと思います。
「忘れてあたりまえ」くらいの気持ちで、何度も問題を解き、少しずつ理解を深めていきましょう。
スケジュールを立てる
つづいてのコツは、「スケジュールを立てること」です。
行き当たりばったりに勉強しても、宅建で合格することは難しいです。
計画を立てるくらいはあたり前と思うかもしれませんが、さきに紹介した「合格できる状態」を達成するために、どのようなスケジュールで勉強していくかはある程度詰めて考えておきましょう。
また、宅建は一般的には300-400時間必要と言われているので、最低限300時間は確保できるように1日の勉強時間についても合わせて考えておくと良いですね。
【独学合格者が解説】宅建の独学に必要な勉強時間は?集中できる環境を作る
どこで勉強するかも重要な要素です。
机が散らかっていたり、部屋の中に誘惑となる物がおいてあるのであれば、集中しやすい環境を作ってから勉強する方が効率も良いと思います。
自宅に集中できる環境を作るのが難しい場合は、自宅や職場付近に図書館や勉強がしやすそうなカフェを探してみるのもオススメです。
ボクは自宅でも勉強していましたが、場所を変えることで気分転換にもなるので、場所を変えながら勉強をしていました。
特に使っていたのが図書館です。
勉強している人が多く、モチベーションを高められたので、休館日に備えて複数箇所を使っていました。
また、個人的には自然があるところだとリラックスできるので、苦手対策などで勉強道具が少ないときは、公園や河川敷のベンチで勉強することもありましたね。
お気に入りの場所があると、やる気スイッチにもなりますので、ぜひあなただけの集中できる場所を探してみてください。
協力してもらえる環境を作る
家族や友人など、身の周りの人に協力してもらうのも、宅建を独学するときのコツです。
協力してくれる人がいると、モチベーションを維持しやすく、継続して勉強することができます。
ボクは、よく彼女に問題を出してもらっていました。
一緒に勉強したり、あなたが勉強する時間を作るために協力してもらうなど、頼む相手に対して無理のない範囲でお願いしてみると良いですね。
宅建を独学するときのコツ【実践編】
ここからは、実際に勉強するときに意識したことを7つ紹介していきます。
- テキストから読み始めない
- ためらわずにメモをする
- 苦手分野を管理する
- 深入りしない
- 仕組み化する
- スキマ時間を活用する
- ちゃんと休む
今日から実践できることもあると思いますので、できるところから試してみてください。
テキストから読み始めない
個人的には、宅建の勉強をするときにテキストから読み始めるのは効率が良くないと考えています。
テキストは宅建に必要な情報を分かりやすく解説してくれていますが、出題の頻度やどこがより重要なのかは示してくれていないからです。
効率よく勉強するなら、重要度の高いポイント(出題頻度の高い分野など)から勉強する方が良いので、分野別過去問題集を読むところから始めるのをオススメです。
【徹底解説】宅建に独学で合格した勉強方法を紹介!【過去問を使い倒せ】ためらわずにメモをする
過去問を解いたあと、解説を読んで分からない場合はテキストを参照することがあると思います。
そのときに、参照したテキストのページを問題集の余白にメモしておくと、2周目3周目で同じ問題を解いてテキストを参照するときにページを探す時間が短縮できます。
宅建を初めて勉強する場合、1回では覚えきれないことが多いと思うので、同じところをまた読む想定でどんどんメモしていきましょう。
ボクはというと、キレイに使って売ろうかと考えていたので、過去問の1周目時点ではテキストのページをメモしていませんでした。
そのせいで2周目を解いているときにテキストの同じ解説ページを探すために、時間をかけすぎてしまったと感じています。
以上の経験から、問題集やテキストにはためらわずにメモをしていくのがオススメです。
苦手分野を管理する
苦手分野を管理することで、あなたがどの分野に時間をかけて勉強していくのが良いか分かります。
年度別の過去問題集を解き始めると、苦手と感じる分野が出てくると思うので、それらをエクセルやスプレッドシートなどの表計算ソフトで管理していくと良いですね。
間違う頻度の高い分野は、対策することで着実に点数を稼げるようになるポイントになるので、積極的に対策していきたいところ。
独学の場合、どこを勉強したら良いかを教えてくれる人はいないので、戦略的に勉強をしていくためにも苦手分野を管理しておくことが重要です。
詳しい管理方法は「【独学を効率化】宅建の苦手分野を管理するべき3つの理由と具体的な管理方法」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
深入りしない
過去問を解いていると、重要度の高くない問題も出てきます。
「わかって合格る」シリーズの年度別過去問題集でいうと、「気にしない」表記がある問題です。
宅建は過去問ベースの知識で解ける問題を確実に解くことができれば合格できるので、出題側が意図的に点数を下げる目的で出題している問題は正解できなくても気にしなくて大丈夫です。
深入りして理解をすることに時間をかけても点数を稼げるか分からない問題ではなく、出題される可能性が高い問題で確実に得点できるよう、優先順位を見極めながら勉強していきましょう。
【本音レビュー】宅建教材「わかって合格る」シリーズを徹底解説します仕組み化する
仕組み化、と言われても「どういうこと?」と思うかもしれませんので、例を紹介します。
ボクは、トイレに入ったら重要事項説明と契約書に必要な項目を暗記できるよう、テキストをコピーしてトイレに貼っていました。
トイレは毎日何回か入るので、そのたびに語呂合わせを確認して覚えてましたね。
毎日やっていること(トイレや歯磨きなど)と、勉強を組み合わせると、苦手な部分を集中的に対策することもできるので、あなたの苦手分野などで試してみてください。
スキマ時間を活用する
先に紹介したトイレ時間のように、お昼休みや電車の移動時間など、短時間でも工夫次第で勉強はできます。
もちろん、年度別の過去問を解くときはある程度まとまった時間を用意して取り組むほうが良いですが、
せっかく有効活用できる時間を使わないのはもったいないです。
苦手分野の対策や基礎知識の復習などは、持ち物が少なくても、またスマホだけでもできることもあります。
働きながら独学する場合は、勉強できる時間も限られていると思いますので、使える時間は有効に使っていきましょう。
【独学宅建士が教える】スマホの過去問アプリを活用した勉強方法ちゃんと休む
勉強漬けの生活をしていると、疲れてくることもあると思いますので、休む計画も立てておくと良いですね。
ボクの場合は、一定以上勉強したら、運動したり、動画を見たり、丸1日リフレッシュに使うこともありました。
勉強を続けられるように、ペースに合わせて「休む予定」も考えておくのも良いと思います。
ちなみに、睡眠時間を削ってする勉強は効率も悪くなるので、無理はしないようにしてください。(^^;)
宅建の独学はコツコツと勉強していくことが大切【楽な道はない】
ここまで宅建を独学で勉強するときのコツを伝えてきましたが「意外とそんなもの?」「思ったより普通のことかも」と感じたかもしれません。
実際、普通で地道な作業をコツコツと積み重ねたことで合格できたと感じています。
独学する場合、合格までの近道はないと思いますので、コツコツと着実に取り組むことをオススメします。
まとめ:コツをおさえて宅建を勉強していこう
本記事では宅建を独学するときのコツについて紹介してきました。
- 宅建を独学するときのコツ【準備編】
- 宅建を独学するときのコツ【実践編】
- 宅建はコツコツ積み重ねることが大切
最終的にはコツコツと取り組むのが大事ですが、知っておくと遠回りをしなくて済むこともあると思うので、興味のあるものから試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!