【本音レビュー】宅建教材「わかって合格る」シリーズを徹底解説します

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本記事では、

そら
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  • 「わかって合格る」シリーズって実際どうなの?
  • 使ったひとの感想を知りたい……。

といった疑問やお悩みに対し、実際に「わかって合格る」シリーズを使って合格した目線から以下のことをお伝えしていきます。

  • わかって合格る宅建士を選んだ理由
  • わかって合格る宅建士のメリット・デメリット
  • わかって合格る宅建士で勉強した感想

かなり使い込んで勉強したので、良いところ、気になるところのリアルな感想をシェアしていきます!

わかって合格る宅建士のテキストを選んだ理由

ボクが「わかって合格る」シリーズを選んだ理由は、テキストの情報量が多いからです。

宅建テキストは、どのテキストでもほとんど厚さが変わらないため、「分かりやすさ」を重視したテキストは図解やイラストが多くなる分、カバーできる範囲が絞られます。

その点、「わかって合格る」のテキストはイラストや図解もありますが、他のテキストと比べると文字での解説が多いため、同程度のページ数でも情報量が多いです。

ボクは宅建のテキストを”教科書”ではなく”辞書”として使う予定だったので、分かりやすさよりは情報量重視。

購入前には書店で中身を確認しましたが、他のテキストと比べると情報量が全然違ったので、ほとんど悩まずに「わかって合格る」シリーズのテキストを購入しました。

そら
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過去問は、テキストのシリーズに合わせて購入を決めました。

わかって合格るシリーズの良かったところ

「わかって合格る」シリーズを使って良かったところは5つあります。

  • テキストの情報量が多い
  • 基礎を固めやすい
  • 合格に十分な問題量がある
  • 重要度の記載が嬉しい
  • 科目ごとに分冊されている

それぞれ紹介していきます。

テキストの情報量が多い

テキストの情報量はやはり多く、知りたい情報の多くはテキストから学ぶことができました。

例えば、以下の2点です。

  • 出題年度の記載
  • 統計問題の情報が更新される

ボクは「わかって合格る」とは別に「みんなが欲しかった」シリーズのテキストも用意していましたが、上記の2点に関する情報はありませんでした。

分かりやすさと情報量は、トレードオフなのかもしれません。

出題年度の記載

テキストには、何年度に出題されたかの記載があるため、よく出題されているポイントが分かります。

出典:2021年度版わかって合格る宅建士基本テキスト 306ページ
出典:2021年度版わかって合格る宅建士基本テキスト 306ページ

太字や赤字だけでの表示ではなく、出題頻度も分かるので、理解が必要なポイントに気がつくことができました。

統計問題の情報が更新される

独学する人にとって統計問題はどのように対策してよいか分かりにくい分野ですが、「わかって合格る」シリーズではしっかりとフォローされているので安心です。

8月頃になると、最新の統計数値がまとめられたPDFをTACのホームページからダウンロードできます。

最新の数値に合わせて作問された過去問も用意されているので、独学でも対策が可能です。

そら
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ダウンロードコンテンツのおかげで、統計問題は模試と本番でしっかり得点できました!

基礎を固めやすい

「わかって合格る」シリーズなら、分野別問題集を解くだけでも6割以上の問題を解けるようになります。

ボクは基礎知識をつけるために分野別問題集を2周してから年度別の過去問題集を解きましたが、初めて解く問題でも6割は正解できていました。

もちろん、確実な知識がついて6割解けているわけではありません。

しかし、ゼロから勉強を始めた割には問題を解けるようになっていたので、分野別問題集は基礎固めには良い教材だなと感じました。

合格に十分な問題量がある

宅建は過去問10年分を完璧にしたら合格できると言われていますが、「わかって合格る」シリーズは過去問12年分が収録されているため、問題の量は十分です。

2020年からは、コロナの影響で年に2回試験が行われているので、ボクが購入した問題は過去13回分の問題を解くことができました。

参考

書籍には昨年10月試験分までが収録されていますが、直近の12月分もホームページからダウンロードして解くことができます。

これだけの問題に触れることができるので、他に問題演習用の教材を買う必要もありませんでした。

重要度の記載が嬉しい

年度別の問題集には、確実に理解しておきたい問題とそうでない問題がランク付けされているため、時間をかけるべき問題とそうでない問題がひと目でわかるようになっています。

以下のような感じです。

重要度の表示の例
出典:2021年度版 わかって合格る宅建士過去問12年PLUS 解説136・137ページ

このなかで完璧に理解したいのは、「確実に正解」「踏ん張り所」

「気にしない」問題も復習はしますが、基本的には深入りしなくて良いと分かっているので、時間をかけすぎることもありません。

また、気にしなくて良い問題かどうかは、解いていると傾向がつかめてきます。

本番でも捨てて良い問題かどうかをなんとなく判断できるので、気にしなくてよさそうな問題をあと回しにし、時間をかけるべき問題を丁寧に解くことができました。

科目ごとに分冊されている

「わかって合格る」シリーズでは、テキストも問題集も、科目ごとに分冊されているため、特定の科目や分野だけを勉強しやすいです。

付箋を貼った分野別過去問題集
分冊すると1冊が薄くなります

ボクは苦手対策をするときに、必要な科目の問題集とテキストだけを持って河原公園で勉強をしていました。

分厚いテキストが持ち運びやすくなるのは良かったですね。

わかって合格るシリーズの気になったところ

ボクの中では、推しの「わかって合格る」シリーズですが、使っていて気になったところも4つあるので紹介していきます。

  • 問題集と対応しているテキストのページが分かりにくい
  • 図解がシンプルで理解しにくい
  • テキストに欲しい情報が載っていない
  • 赤シートで答えが消えない

問題集と対応しているテキストのページが分かりにくい

「わかって合格る」シリーズでは、問題集の解説部分に、テキストの対応ページが細かく記載されていません。

出典:わかって合格る過去問12年PLUS 解説283ページ
そら
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過去問が教えてくれるのは、対応しているセクションまでです。

最初のうちは詳しい解説を探すのに少し苦労しましたが、多少の手間をかけて調べることにより記憶も定着したと感じているので、ボク自身はむしろ結果オーライだと思っていました。

答えを早く知りたい人には不向きかもしれません。

メモ

テキストの参照したページを過去問にメモすることで、2周目以降は復習にかける時間が短縮されました。

図解がシンプルで理解しにくい

個人的には、「わかって合格る」シリーズの図解はシンプルゆえに分かりにくさを感じることもありました。

特に「法令上の制限」はサブテキストで用意していた「みんなが欲しかった」の方が色の使い方や流れも分かりやすいと感じましたね。

2021年度版わかって合格る宅建士基本テキスト 441ページ
2021年度版わかって合格る宅建士基本テキスト 441ページ
2021年度版みんなが欲しかった!宅建士の教科書 421ページ
2021年度版みんなが欲しかった!宅建士の教科書 421ページ
そら
そら

法令上の制限は図解が分かりやすい「みんなが欲しかった」シリーズで理解を深めました。

ネットで調べればほとんどのことは解決できるので、テキストは1冊でもよいかもしれませんが、2冊用意するとメリットもあるので、1つの例として参考にしていただけたら嬉しいです。

テキストに欲しい情報が載っていない

過去問の解説を読んでも理解できない内容を調べようとしたときに、テキストにも詳しい情報がないこともありました。

そら
そら

情報量が多いと言っても、宅建の全範囲をカバーできるものではないようです。

おそらくどのシリーズのテキストを選んでも、欲しい情報が載っていないことは出てくると思います。

宅建の全範囲をカバーしているようなテキストは無いと思うので、こればかりはしょうがないかもしれません。

赤シートで答えが消えない

分野別の過去問題集は、見開きの左側に問題、右側に解説が載っていますが、赤シートに対応していません。

右側のページをしっかり隠さないと答えが見えてしまうので、ついつい見てしまう場合は工夫する必要があります。

わかって合格る宅建士分野別過去問題集 271ページ
わかって合格る宅建士分野別過去問題集 271ページ
そら
そら

ボクは間にA4の白紙を挟んで答えが見えないようにしていました。

実際にわかって合格るシリーズを使って勉強した感想

情報量を重視して選んだ「わかって合格る」シリーズでしたが、実際に使ってみての感想は以下のとおりです。

  • 万人受けはしなそう
  • 一問一答はなくても大丈夫

それぞれ、もう少しくわしく紹介していきます。

わかって合格るシリーズのレビュー①:万人受けはしなそう

正直にお伝えすると、「わかって合格る」シリーズは万人受けしないと感じました。

文字量も多く、図やイラストもシンプルなので、分かりやすさを追及した内容にはなっていないからです。

ただ、万人受けはしない一方で、以下のようなタイプの人にはオススメです。

  • 情報量を重視したい人
  • 活字に抵抗がない人
  • 調べるのが得意な人

「わかって合格る」シリーズは、欲しい情報を探しにくいと感じることもあると思います。

しかし、理解に必要となる根拠はしっかり書かれていると感じたので、ネットや辞書を引いて調べるのが苦手ではない人にはオススメです。

ちなみに、上記の人以外には向いていないのかというと、そうでもありません。

辞書的な使い方をするのには良い教材だと思うので、「分かりやすいテキストをメインに使いつつ、細かい内容は『わかって合格る』シリーズでカバーする」という使い方もアリだと思います。

そら
そら

ボクは、メインを「わかって合格る」にしながら、理解が進まないところを「みんなが欲しかった」でカバーしていたので、ちょうど逆の使い方ですね。

情報量重視のテキストと分かりやすさ重視のテキストは、お互いを補い合うように使えると思うので、使いやすい方法を試してみるのが良いと思います。

わかって合格るシリーズのレビュー②:一問一答はなくても大丈夫

「わかって合格る」シリーズはボクの推しですが、一問一答の問題集は無くても大丈夫だと思ってます。

宅建の問題は、選択肢の1つ1つが一問一答だからです。

最初こそ購入を検討していましたが、本当に必要になったら買おうと思い、結局買わないまま合格することもできました。

一問一答が必要になるのは、特定の科目や分野を解きたいと感じるタイミングだと思うので、そうなったら分野別の問題集を使って勉強すれば十分です。

金銭的な余裕がある場合は購入しても良いと思いますが、優先順位的には、模試に使うことをオススメします。

まとめ:わかって合格るシリーズは情報量が欲しい人にオススメ

本記事では、「わかって合格る」シリーズについて以下のことをお伝えしてきました。

  • わかって合格る宅建士を選んだ理由
  • わかって合格る宅建士のメリット・デメリット
  • わかって合格る宅建士で勉強した感想

「わかって合格る」シリーズは万人向けではないかも知れませんが、合格実績もあり、情報量はピカイチです。

どのテキストにするか迷っている方は、ぜひ本記事を参考にして後悔のない選択をしてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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