宅建は「過去問10年分を璧にすれば合格できる」と言われており、ボク自身も過去問による対策で合格できたので共感できます。
とはいえ、
- ホントに過去問だけで対策できる?
- 他に用意するものはない?
といった疑問やお悩みを感じる場合もあるかと思います。
そこで本記事では、宅建を独学で合格した実績をもとに以下のことをお伝えしていきます。
- 過去問だけを解いても合格はできる
- 「宅建は過去問のみで合格できる」に対する注意事項
- 初心者は過去問以外の教材も用意した方が良い
- 宅建の予想問題は買わなくてOK
最後までお読みいただくことで、過去問の重要性や効果的な使い方を知ることができるので、独学合格を目指している方はぜひご一読ください。
宅建は過去問だけを解いても独学合格できる
過去問を完璧にできれば、独学・通信講座・スクールなど、勉強方法に関わらず合格できます。
なぜかというと、本番の試験では、過去問と似ている問題が多く出題されるからです。
実際に10年分の過去問を解いてみると、似た問題があることを実感できると思います。
試験範囲は広いと言われますが受験者におさえて欲しいポイントも多いため、50問のなかに重要論点を含めようとすると、どうしても問題は似てしまうのでしょう。(^^;)
ゆえに、過去問だけを解いていたとしても、頻出分野の理解を深められていれば合格することができると言えます。
「宅建は過去問だけで合格できる」に対する注意事項
「過去問を完璧にすれば合格できる」は正しいですが、解釈によっては合格できない可能性があります。
というのも、「過去問を完璧にする」というのは、各年度の問題500問(10年分の場合、50問×10年=500問)を100%正解できるということではないからです。
単に”正解”しているだけなら、答えを暗記してしまっているだけの可能性もあります。
では、そうならないためにはどうしたら良いでしょうか。
答えは完璧の定義を「選択肢に対して100%正しく正誤の理由をつけて判断ができるようになること」とすることです。
過去問10年分で考えると、2000問(50問×4つの選択肢×10年=2000問)を100%正しく答えられるということになりますね。
選択肢に対して理由をつけて100%正しく解答できれば理解できていると言えるため、本番は消去法と合わせることで合格するのに十分な点数を獲得できます。
また、過去問は12-15年分を完璧にすることで、さらに合格の確率を上げることができますね。
ボクは12年分を完璧にする意識で勉強をしていました。
独学初心者は過去問以外の宅建教材も用意した方が良い
ここまで、過去問だけで合格を目指せるとお伝えしてきましたが、もちろん過去問だけを用意すれば良いというわけではありません。
特に初学者の場合、知識を補足するためのテキストは必須ですし、基礎からしっかり取り組むのであれば分野別問題集もある方がよいと思います。
また、理解度や勉強ペースを確認するために、模試も積極的に活用していきたいところです。
不動産や建築業界で勤めていたり、大学で法学部だったような場合は過去問だけでも良いかもしれませんが、法律の勉強が初めての場合は補助教材を使った勉強をオススメします。
「【本当に必要なものはなに?】宅建を独学合格したときに使った教材を紹介」の記事でも必要な教材について紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。
宅建の予想問題は買わなくてOK
いくつか過去問以外にも用意した方がよい教材を紹介しましたが、買わなくてもよい問題集として予想問題集(予想模試)についても紹介します。
結論からお伝えすると、予想模試や予想問題集は過去問10-15年分を完璧にするまでは買わなくてよいと考えています。
理由は先に紹介したとおり、過去問10-15年分を完璧(選択肢に対して100%正しく正誤の理由をつけて判断ができる状態)にすることで宅建は合格できるからです。
もちろん、予想問題を使った勉強方法も宅建に対するアプローチの違いがあるだけで、1つの勉強方法としてはアリだと思います。
A:過去問を完璧に理解すれば、応用的な問題にも対応ができる。
B:過去問と予想問題に取り組むことで大量に問題に触れ、対応できる幅が広がる。
ボクはAのアプローチから合格したので、Aを推しています。
また、模試の受験もオススメしてますが、模試はスクールが作成するので言ってしまえば順位まで確認できる予想問題です。
初見問題に触れつつ実力を測れる模試を受ける予定があるなら、必ずしも予想問題を用意する必要はないと考えています。
個人差はあると思うので、自分に合ったやり方で取り組んでみてください。
まとめ:過去問のみでも合格できるけど、補助教材も活用しよう
本記事では、「宅建は過去問だけで対策できるのか」ということについて、以下のことを紹介してきました。
- 過去問だけを解いても合格はできる
- 「宅建は過去問のみで合格できる」に対する注意事項
- 初心者は過去問以外の教材も用意した方が良い
- 宅建の予想問題は買わなくてOK
宅建は過去問に注力することで合格は目指せますが、認識を間違えていると残念な結果になる可能性もあります。
“完璧”の定義を見直し、コツコツと取り組んでいきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!